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夜明けを見る会

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一年間ありがとうございました

 「夜明けを見る会」を一年間見守っていただきありがとうございました。
おかげさまで何とか一年間24回を無事?終えることができました。ずれたり出先での観察会になったり、必ずしも定点観察にはなりませんでした、が、まあこんなもんでしょう。そもそも定点観察するつもりがなかった節もあります。

 昔むかし蜆塚遺跡での「第一次・夜明けを見る会」と今回を比べてみるといくつか違う点がありました。まず夜明けに出会う人の数。昔は新聞屋さんと警察官だけでしたが、佐鳴湖では散歩、ジョギング、釣り人、通貨車両、様々な人たちがいました。これは場所の違い以上に時代の違いだと思います。
 「森」と「湖」の違いも大きかったと思います。やはり湖の開放空間は広く大きく、日の出までの期待感がありました。一方の森の空間は狭く暗く、身を屈めて待つ、という感じでした。森が悪いという訳ではありませんが狭い空間に暮らす現代人の生活を考える時に何かヒントになりそうですね。
 「感覚的なもの」では森の観察で気がついたこと、それは「色」です。夜はモノトーンの世界。次第に明るくなると「色」が戻ってきます。つまり夜明けとは「色彩の時」だったのです。これが湖では「明るさの時」だったように思います。つまり夜の闇が次第に溶けてゆき東の空に明るさが戻ってくる。その時間そのものが「夜明け」でした。
 これには「時間」が大きな意味を持っていました。「次第に明るくなる」という時間が場合によっては一時間以上ありました。これが森ではもっと短く感じました。遠くが見えない、近くしか見えないのでその近くの状況の変化しか感じることができなかったのです。

 この一年の観察を通してまだまだいろいろ感じたことがありました。「自分で感じる」ことはとても大切なことだと思います。いつでも、どこでもこの感覚は持ち続けていきたいですね。「豊かな生活」というと物質的なものばかりが強調されがちですが、精神的な豊かさも忘れてはいけないのです。

 さて最後になりましたが「夜明けを見る会」の佐鳴湖編はこの一年間で終了させていただきます。改めて参加していただいた多くの方々?そしてこのブログを見ていただいた方々に感謝申し上げます。特に一年間を通して参加いただいた大野さんには感謝いたします。ありがとうございました。


 さてさてこの「夜明けを見る会」の今後ですが、名称をそのまま残し気ままにランダムに勝手に開催してゆこうと考えています。ブログの内容も幅を広げてゆきます。内容は「夜明け」のほか「天気」「自然」そして「自然と人の繋がり」を書き込んでゆこうと思います。さてさてさて、本当はどうなるのかわかりませんが、、、、。

 「新たなブログにご期待ください」、とはとても恐れ多くていえませんが、とりあえずご報告まで!
 
by yoakewomirukai | 2009-12-27 18:09